外構をメインにデザイン 玄関アプローチのポイントは素材にある

住まいの印象を左右するのが「玄関アプローチ」です。
外構工事を計画する際にはお客様を招き入れるためにデザイン性に考慮しますが、安全性、防犯性にも配慮する必要があります。

今回は、おしゃれで機能的な玄関アプローチを作るにあたって、使用する素材についてご紹介させてください。

レンガ

自然素材ならではの温かみのある質感が特徴で、色合いも濃淡のバリエーションがあります。
洋風デザインとの相性がいいので、庭のグリーンを活かしながら植栽メインの玄関アプローチを作るのにおすすめ素材です。

タイル

タイルは、大きさ、カラーが豊富です。
また、汚れが落としやすく、メンテナンスにも優れています。

色柄などデザインのバリエーションも豊富なので、エクステリア・ガーデンも含めて多彩な演出が楽しめます。

コンクリート

外構工事の素材として外せないのはコンクリート仕上げです。
無機質でモダンな印象につくれます。

外構工事での施工法においても容易で経済的です。
玄関アプローチに用いるならコンクリートがまだやわらかいうちに、型を押し付けて模様をつける、スタンプコンクリート工法を用いてはいかがでしょう。

コンクリートならではの重圧な雰囲気の玄関アプローチにしたり、こうしたスタンプにて明るくポップに仕上げたり、イメージに合わせたアプローチづくりが可能です。

砂利

砂利を敷き詰めて仕上げる簡単な工法が可能に。
イメージを変えたいときに敷石やタイルの隙間に砂利を埋めるだけでも、イメージをガラッと変えることができます。

DIYにも向いている素材です。
さらに、大きめの砂利は人が歩くと音が鳴ることから、防犯としても効果的です。

植栽・花壇

アプローチに欠かせないのが植物です。
シンプルなエクステリア用品（門柱、門扉、フェンス）だけの場所は、素材の無機質さが露骨に見えてしまいます。

それを植物のもつ温かみで緩和できます。シンボルツリーをおしゃれに一本植樹してみるなど、配置によって目隠しや日よけにもなります。
花壇をつくったり、エクステリア・ガーデンを楽しんでも良いでしょう。

番外編

玄関アプローチについてご紹介していますが、建物の周囲を塀やフェンスで囲わないスタイルとなるオープン外構である場合には、玄関までが見渡せるので開放的な印象の住まいになります。
しかし、一方で外からの見通しの良さがデメリットにもなります。

特に防犯性に欠けてしまうこと、飛び出しによる安全性に欠けてしまうこともあります。
プライバシーを守り侵入されないように境界線を明確にするなど、工夫すると良いでしょう。