念願のマイホームを建てた後にエクステリアに不満を持つ方も少なくありません。
一戸建てを建てるとなるとやはり内装や内部の設備にこだわりたいという方は多いのですが、その反面、外構のデザインなどはおろそかにされがちです。
建物の内部を優先する気持ちはわかりますが、設計段階で外構にも目を向けておかなければ、完成してから失敗したと感じるかもしれません。
実際に生活をするのは内部になるため外構など気にしないという方もいるかもしれませんが、特に庭のスペースを広く取っている場合は後悔する可能性が高いです。
今回も前回に引き続き、実際にあった新築住宅で外構工事をして失敗したと感じたポイントや後悔しがちな点などをまとめてご紹介致しますので、新築住宅を建てる際の参考にしていただければと思います。
・外構での動きをイメージしなければ動線がぶれてしまう
キッチンの設計をする際には、シンクと調理台やコンロ、カウンターや冷蔵庫を置くつもりの場所などの位置関係をはっきりさせるのが一般的です。
もちろんそんなことはないはずですが、例えば冷蔵庫を置くスペースを作り忘れてしまい、キッチンの外に冷蔵庫を置く羽目になってしまったら大変です。
しかし、外構の設計では上記のようなことが起こる可能性が高いので十分な注意が必要となります。
外構は室内に比べて軽視されがちな上、そこで生活をするわけでもないため適当に設計して後から後悔してしまうことも多くあります。
特に多いのは、上述したように駐車場から玄関までの動線や門から玄関までの動線などの設計ミスです。
建物の外でどのように行動するかを具体的にイメージできれば、単純な人の移動で使い勝手が悪くなるということは避けられます。
・エクステリアの配置もイメージすれば自ずと決まる
新たに一戸建てを建てるのであれば、庭にコンセントプラグを設置するのが当たり前になりつつあります。
しかし、とにかくプラグがあればそれで問題ないといった安易な考えでいると、実際に庭での電力の使い勝手が悪くなってしまいます。
新築の住宅であれば、標準仕様としてコンセントが組み込まれていることが多いですが、使わない場所にコンセントがあっても全くの無意味です。
いざ利用する際には、数メートルの延長コードを使わなければならないため、それだけでエクステリアがごちゃごちゃしてしまいます。
コンセントや水栓、それから照明などは、どのような庭を造るかを具体的にイメージできれば設置場所が決まります。
そのため、内装の配置を決めるのと同時にエクステリアのプランもしっかりと決めてしまうことをおすすめいたします。
実際にイメージすることが難しいという方は、様々な住宅を見学にいくのがおすすめです。ネット上で写真などを見ても実際に見たら違っていたということも考えられるので、ちょっとイメージできない方は足を運んでその目で確認するのもおすすめです。