有限会社 夏建

新築住宅の外構工事で後悔しないために⑦

 

念願のマイホームを建てた後にエクステリアに不満を持つ方も少なくありません。

一戸建てを建てるとなるとやはり内装や内部の設備にこだわりたいという方は多いのですが、その反面、外構のデザインなどはおろそかにされがちです。

建物の内部を優先する気持ちはわかりますが、設計段階で外構にも目を向けておかなければ、完成してから失敗したと感じるかもしれません。

実際に生活をするのは内部になるため外構など気にしないという方もいるかもしれませんが、特に庭のスペースを広く取っている場合は後悔する可能性が高いです。

今回も前回に引き続き、実際にあった新築住宅で外構工事をして失敗したと感じたポイントや後悔しがちな点などをまとめてご紹介致しますので、新築住宅を建てる際の参考にしていただければと思います。

 

新築の外構工事で失敗をなくすためのポイント

一生のうちに何度も一戸建てを建てるという方は少数派ですので、恐らくほとんどの方が外構をはじめて設計することになるのではないかと思います。

そして、初めて家を建てる方のほとんどは、どうしても内装を優先しがちですので、外構工事で後悔する可能性が高くなってしまうのです。新築住宅の外構工事での失敗を防ぐにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。

外構工事で後悔しないための最低限のポイントをご紹介致します。

 

・実際の使い勝手をイメージする

最も大切なのは、実際にそのエクステリアを利用した際の使い勝手を考えてみるという点です。

使い勝手のイメージでは、主にスペースの広さや門から玄関までの動線、それからエクステリアごとの具体的な配置を意識してみましょう。

 

・エクステリアとして使える範囲をしっかりイメージ

当たり前のことですが、車を2台駐車するためには2台分のスペースに加えて、スムーズに乗り降りするための十分な空間が必要となります。

同様に、ガーデニングをするにしても、テラスやウッドデッキを設置するにしてもそれ用のスペースをきちんと確保しなければなりません。

例えば、「ガーデニングもしたいがウッドデッキも作ってオシャレなアプローチを設置したい」というように欲張ると、1つ1つのスペースが窮屈になります。

エクステリアのスペースが広いのであれば話は別ですが、限られたスペースをうまく活かすには優先順位をはっきりとさせて絞り込む必要があります。