ブロック工事というと、ドリルを駆使して掘削工事というイメージでしょうか？
もちろん、一般住宅においてもブロック工事は行われています。
代表的なのが外柱、塀といったエクステリア（外構）に使われています。
今回は一般住宅で施工できるブロック工事についてご紹介したいと思います。外構リフォームを検討したい方の参考になれば幸いです。
ブロック工事
コンクリートブロックは砕石層、基礎部分、ブロック部分という構造に分かれます。
役割として、砕石層が基礎を支えてくれて地面の沈下を防いでくれます。
真ん中の基礎はブロック塀を支える部分になり、地中にコンクリートを流し込むことで施工します。
ブロックを積む
モルタルを下段のブロックに乗せて、その上にブロックを重ねる、こうしたブロック工事を見たことがある方も多いかと思います。
高さに応じて横筋と呼ばれる鉄筋を貼ってブロックの強度を向上させるのですが、ブロックは単体を積むため、わずかなゆがみも許されない技術力が必要な作業です。
そのため職人が手作業で施工を行っています。
外構まわり、エクステリアでよく見かける門柱となる壁なら5段程度、長い塀なら1段を1日で施工するのがやっとの作業です。
門柱やブロック塀の場合には、積み上げた後に表面を塗装やタイルなどで仕上げます。
どんなところに施工するの？
ブロック工事は、一般住宅の場合なら「門柱」や「塀」などの外構（エクステリア）をはじめ、土留めにも施されています。
最近はヨーロピアンなお宅が誕生していますが、塀にアイアン飾りをつけるデザイン工事も行われています。
ブロック工事でよく提案されるのが「ブロック塀」です。
ブロック積の囲いになります。主に、目隠し、道路や隣家との境界線という意味合いで設置されます。
建物や周囲との調和をさせるために表面をレンガや塗装などであしらい、デザイン性を持たせることで温かみのある雰囲気を演出させるブロック工事リフォームも人気です。
土留めは、土砂がこぼれたりしないように縁取る工事になります。
また、駐車スペースと庭の境界部分、隣地との間の高低差を解消するために土留めを設けることもあります。
レンガや化粧ブロックなどの色味からシックなお庭に無機質なコンクリートブロックを使用することもあります。
ブロック工事といってもお住まいのテイストに合わせて部材を選ぶことができ、それによって庭、駐車スペースの見栄えもよくなります。